起業家という言葉が一般的になったのは何年くらい前からだろう。その起業家を代表する一人が主人公。
ペイパルを皮切りに、スペースX、テスラモーターと自らの夢とアイデアを実現、成功に導いていく。
マスコミを通じてそんな印象をもっていた。確かに間違いではないが、天才ならではの偏屈、狂気、事業運営を巡るドタバタ、絶命の危機など、ドラマに事欠かない。
著名な3つの事業も、意外なことに主人公は単なる創業者とは言えず、半ば乗っ取りのようであったり、共同事業であったり、合併であったりしたのは新鮮な驚きであった。
秘密につつまれた主人公をかくも綿密に追った著者もまた素晴らしい。翻訳も読み易い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年8月13日
- 読了日 : 2016年8月13日
- 本棚登録日 : 2016年8月13日
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