本書は、メンデル以降の遺伝子学の歴史を語りながら、では遺伝子とは何か?を著者自身も探る、そんな仕立て。素人には難しいところがあったが、これまでの著者のブルーバックスシリーズの作品同様に文章の読みやすさが理解を助けてくれた。
生命が誕生したときから、延々とつながってきた遺伝という仕組み。こんな複雑で巧妙な仕掛けが自然発生的にできたなんて、何度考えても神秘的だ。
遺伝子とは○○だという物質ではなく、有機的に結びついたシステム、という趣旨の記載があったが、とても腑に落ちた気がした。
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- 感想投稿日 : 2022年12月1日
- 読了日 : 2022年11月30日
- 本棚登録日 : 2022年12月1日
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