経済的格差の拡大など、今の経済の問題は、自由主義経済の失敗、グローバル化やテクノロジーの進展によるものというのが通説だが、スティグリッツ教授は、これ自体が選択した結果であり、政策次第で変えられるのだという。
富裕層が一方的に有利になるような税制や政策ではなく、中間層を豊かにする政策こそが取るべく道だと説く。主張は納得できる。
米国を念頭に書かれているが、中間層が細っているなど日本も概ね同じようなもの。少しでもこのような方向に進んでほしい。
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- 感想投稿日 : 2019年1月5日
- 読了日 : 2019年1月5日
- 本棚登録日 : 2019年1月5日
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