「~戦後政治史」というタイトルだが、暦年に綴っているのではなく、テーマ毎にこれまでの著作を元に記述を改めてたり再編集したもののようだ。
その点で流れが悪く、文体も異なっている点が読みづらかったが、論点が整理されているために、このスタイルも良かったかな。
終章に戦後の安全保障の議論を左右したのは、最後は民意だった、という記載がある。湾岸戦争での政治の無策ぶりは今となっては目を覆うばかりだが、これも民意がついていかなかった、熟していなかったということなのだろう。
そうであればメデイアの役割はますます大事になる。著者のようなジャーナリストの方々とともに大手メディアも風潮に流されず、分かりやすく本筋を追って欲しい。
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- 感想投稿日 : 2023年12月10日
- 読了日 : 2023年12月10日
- 本棚登録日 : 2023年12月10日
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