日頃、民主主義を空気のように、当たり前のこととして意識すらしない。しかし資本の専横、行き過ぎた自由主義、メディアの横暴、ポピュリズムなどで徐々に蝕まれていく。
著者はナチスや共産主義など、外から見える明確な脅威との比較でこれらを「内なる敵」と呼び、内なるがゆえに意識して対処していくのが難しいと警鐘を鳴らす。
読みながら「公」の意識の大切さが何度も浮かんだ。
納得できる本なのだが、欧州の知識人には当たり前のなのだろうが自分には難解に感じた箇所が随所にあり、半分も味わえていないように思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年4月26日
- 読了日 : 2017年4月26日
- 本棚登録日 : 2017年4月26日
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