ローマ人の物語〈10〉ユリウス・カエサル ルビコン以前(下) (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2004年8月30日発売)
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「事実は小説より奇なり」というが、もしカエサルが『ガリア戦記』のシナリオを自ら考えそれを創作し事実としたならば、それはもう面白さを通り越して不思議と恐怖を感じる。これ程の才を持った人間が存在して良いのだろうか。尊敬というより、畏敬してしまう人物である。ルーブル美術館で彼の立像を見たのだが、たとえそれが彼自身でなく像であると理解しながらも、溢れ出る「覇気」を感じずにはいられなかったことを覚えている。さて、僕もルビコン川を渡りに次の巻へ進むとしよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2015年7月24日
読了日 : 2015年7月24日
本棚登録日 : 2015年7月9日

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