「事実は小説より奇なり」というが、もしカエサルが『ガリア戦記』のシナリオを自ら考えそれを創作し事実としたならば、それはもう面白さを通り越して不思議と恐怖を感じる。これ程の才を持った人間が存在して良いのだろうか。尊敬というより、畏敬してしまう人物である。ルーブル美術館で彼の立像を見たのだが、たとえそれが彼自身でなく像であると理解しながらも、溢れ出る「覇気」を感じずにはいられなかったことを覚えている。さて、僕もルビコン川を渡りに次の巻へ進むとしよう。
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- 感想投稿日 : 2015年7月24日
- 読了日 : 2015年7月24日
- 本棚登録日 : 2015年7月9日
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