花物語 (講談社BOX)

著者 :
  • 講談社 (2011年3月30日発売)
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本棚登録 : 4191
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何かを成す時、大義名分がしっかりしていると格好良い。けど、それはともすれば胡散臭く見えるものかもしれない。むしろ格好つけないで、「ただ自分がそうしたいからそうする。」と、割り切った人は格好良く見える。

本書のシリーズの登場人物は、一貫してそんな割り切った、腹を括った人ばかりなのが、読んでいて気持ち良い。

自らが犯してしまった結果、背負う事となった業を、あっさりと取られてしまったらどうだろうか。素直に喜ぶべきなのか、それとも取り返すべきなのか。労せずして叶う願いに、価値はあるのだろうか。物語を通して様々な価値観が議論されるのが面白いです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 西尾維新
感想投稿日 : 2013年3月28日
読了日 : 2013年3月26日
本棚登録日 : 2013年3月6日

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