つるのおんがえし (てのひらむかしばなし)

著者 :
  • 岩波書店 (2004年10月15日発売)
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本棚登録 : 111
感想 : 8
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多分、いや、むしろ、そうでなかった事を僕は望むのであるが、
どうだろうか。{(-_-)}…
その日の晩ご飯の時も、与表はまた勝手な事ばかり考えて、
お鶴の姿を覚えていないどころか、
お鶴の顔もろくに見なかったのではないか
そんな事を僕は今でも案ずる。
あぁ、なぜ一目だけでもやさしい目配せができなかったのだろうか。
寒い夜になると与表は今でもお鶴の事をそっと思い出しては、
胸の痛みを呼び覚ますのダ{(-_-)}
{(-_-)}

あぁ、ごめんお鶴
済まないお鶴…
もう一度…
もう一度前に、
どうしても会いたい。
どうしても

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2012年12月16日
読了日 : 2012年11月5日
本棚登録日 : 2012年11月5日

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