問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論 (文春新書)

  • 文藝春秋 (2016年9月21日発売)
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直系家族の社会は、アングロサクソンの核家族の社会ほど、国家を必要としない。直系家族自体が国家の機能を内部に含むから。核家族は個人を解放するかシステムだが、そうした個人の自立は、公的な、つまり国家の福祉を前提としている。ネオリベラリズムは、それを忘れている矛盾がある。この話は、奇しくも、渡辺京二の話と同じ結論になってる。

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感想投稿日 : 2017年11月17日
読了日 : 2017年11月17日
本棚登録日 : 2017年11月17日

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