会社に献本されていて何気なく手に取ったのだけど、知らないことだらけだった。三島由紀夫やら美輪明宏やらガンガン出てきて、文豪の集うバーからゲイバーが生まれ、さらに吉祥寺のジャズ文化の起源となるのもここだという。
雑誌文化を学生時代に追っていた身としては、平凡パンチがなぜかある年代にLGBT総合誌のようになっている、という指摘も面白い。
学生時代を思い出した頃に、当然新宿二丁目の話なので唐十郎(私の大学で教鞭をとっていたのだ)の名前も出てきて、さらに突如ロラン・バルトの「表徴の帝国」に二丁目ゲイバーマップが載ってる、という衝撃の話題が出てくる。記号論をまがりなりにも学んだ人間として彼の名前もこの著書の名前も当然知ってたが、本を読んでなかったことが15年越しにばれた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年7月3日
- 読了日 : 2019年7月3日
- 本棚登録日 : 2019年7月3日
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