インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国 スペシャルコレクターズ・エディション 【2枚組】 [DVD]

監督 : スティーブン・スピルバーグ 
出演 : ハリソン・フォード  ケイト・ブランシェット  カレン・アレン  レイ・ウィンストン  ジョン・ハート  ジム・ブロードベント  シャイア・ラブーフ 
  • パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2012年5月26日発売)
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感想 : 118
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『クリスタルスカルの王国』だけ観たことなくて、ようやく鑑賞。みんなが駄作駄作って言うからどんだけなんだろうと思ってたけど、一周回ってめっちゃ面白かったぁ…笑。
町山さんと水道橋博士の対談で、ビートたけしや鶴瓶なんかが「映画で評価されたり良い人と持ち上げられそうになったらバカをやって自分を落としてバランスを取る」って言ってたけど全く一緒だと思う。クリスタルスカルは鶴瓶がチ○コ出すのと同じ!!

楽しめたのはハードルが超下がってたことや、今回のモチーフについてネタバレしてしまってたこと、最近のハリソン君が出るスターウォーズやブレードランナーの続編の方を先に観てたこと。あとはインディジョーンズシリーズに対して私がまったく思い入れがないことなどが理由なのかなと。

インディジョーンズシリーズ、子どもの頃にざっくりとは観てて、大人になってから観返したんですけど、あんまり面白くないんですよね…。ちなみに一番面白かったと思うのは『最後の聖戦』です。
過去に書いたレビューを読み返して考えましたが、スピルバーグってこういうアクションはあんまり上手くないのではないかとさえ思う。
スピルバーグ作品で私が好きなのは、「デカいやつが襲ってくるシリーズ」。『激突!』『ジョーズ』『ジュラシックパーク』『プライベートライアン』とかです。『宇宙戦争』もそうだったかな。あぁ、インディジョーンズのデカい岩がゴロゴローも好きだわ笑。これがツボか!

冒頭の例のシーンでも、デカい雲をけっこう近い距離で見上げる。ありえないけど、『スポンティニアスコンバッション』みたいなあの一連のシーンは怖くて大好き。
この映画はスピルバーグギャグ、つまりスピルバーグのいつもの残虐性がものすごく堪能できる。スピルバーグの残虐性って、子どもが虫の首をもいだりするあれと全く同じ。彼は大きい子どもなので。で、冷蔵庫のシーンはやりすぎで怒られて謝ってるという笑。ほんとに子どもか!!
ハリウッド映画の放射能の扱いは、他の作品もだいたいひどいですね。『スタートレック イントゥダークネス』とか『ダークナイトライジング』とか『ウルヴァリン サムライ』とか…。

今回のモチーフが合わないって人が多いみたいだけど、1作目のラストとか2作目の心臓とか、インディジョーンズはずっとオカルトものをやってるイメージだから私は違和感なかった。雑誌の『ムー』だよねこれ。
これは『プロメテウス』とか、あと日本だと『強殖装甲ガイバー』『ふしぎの海のナディア』なんかでけっこうおなじみ。これらのさらに元ネタは知らないけど、昔からある考え方なのかなと。
ラスト近くの13体出るとこはナウシカの「個にして全、全にして個」と同じ意味かなと。つまり共産主義の暗喩。あとはエヴァのゼーレのモノリスも連想しました。

この作品、あんまり良くないのはやはり脚本なのかな。デヴィッドコープってもう古い人で、駄作も書いてるから私はあまり好きじゃない。『ジュラシックパーク』も1は原作者と共同だから良いけど、2は駄作だし。

ハリソン君がおじいちゃんになってがんばってる姿は良かった。あとカレンアレンさんの笑顔はおばちゃんになっても1作目と変わらず良い!
それとケイトブランシェット。この人がそんなに活躍しないのはやっぱり残念。ケイトさんはアカデミー賞取るぐらい良い女優さんなのに、これとかマイティソーでバカみたいな悪役をするところが好き。これも鶴瓶チ○コ理論か…。

『キャロル』も50年代だったけど、この作品は1957年と『ブリッジオブスパイ』と同年で、まさにバカとマジメの裏表になってる。
『インディジョーンズ5』は2021年公開らしいけど、クリスタルスカルと同じやり方なら次は1970年が舞台になるのかな。てことは『ペンタゴンペーパーズ』と同時代で、アンコールワットとかに行くんじゃないだろうか笑。
なんにせよ、次はちゃんと面白い作品になってほしいもんです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アクション・ヒーロー
感想投稿日 : 2019年3月22日
読了日 : 2019年3月22日
本棚登録日 : 2019年3月22日

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