期待せずに観たんですけど、この映画はかなり面白い・・・
ですよね・・・?と思ったら、またブクログの評価が低い。なんでや(笑)。
ラスト以外、ラストまではかなり良いです。好きです。
そこまでの描写が良いんですよ、これ。
途中で泣きました。
単純に、オチで落とすために引っ張るって感じじゃないと思うんです。
だから好きで。
家庭を持った男、父親の孤独感や苦悩。
ストレスの描かれ方が実は秀逸で、
ストレスってほんと、自覚症状なく現われたりするじゃないですか。
妻の家族とメシ食ってるとこでみんなにシカトされてたりとか。
あと、強迫神経症・・・心の病をカミングアウトできないことだったり、
保険料の話、ガソリンや薬の価格・・・プレッシャー。
そういうところの描写がすごいんです。
でも、最後のちょっと前・・・
入り口を開けるシーンで、急にセリフで言い始めるんで
そこだけがダメでした。
その後のラストシーンはけっこうどうでもいいかなあ。
最近、マイケル・シャノンの出る映画を観る事が多くて・・・
大概、悪人だったり悪徳プロデューサーだったりゾッド将軍だったり
そういう役だけど、この映画のマイケル・シャノンは普通に主人公。
この人の演技いいなーと思わされました。
この映画の監督、ジェフ・ニコルズの新作『Mud』は
えらい評判いいみたいですね。
劇場に観に行きたいなあ。
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カテゴリ:
ドラマ
- 感想投稿日 : 2013年11月12日
- 本棚登録日 : 2013年11月12日
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