まるで「結婚」という物体があって、そのまわりをウロウロしたり、つっついたり、遠巻きに罵倒したりもしながら、それが自分に損のないものなのかを確認しているような、そんなお話。
文章のテンポよさ相変わらず。特に、元彼の嫁悪口を友達に話たくてたまらない場面のグルーヴ感といったら!
千葉育ちの主人公が、東京の女に対する敵意、嫉妬をむき出しにするさまが、こっけいでかわいい。
橋本治は、いまでも女子の味方であることに違いないが、小顔、小顔いいすぎやw 確かに、美人、などのワードを使うより、はるかにリアルなんだけれどね!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年9月13日
- 読了日 : 2014年9月13日
- 本棚登録日 : 2014年9月13日
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