水木しげるの実録的戦争漫画。著者によれば90%は実話だという。ラバウルでの日常がときにコミカルに、ときにシリアスに描かれている。飢えた初年兵が魚を喉に詰まらせて死んでしまったり、古兵に理不尽にビンタをされたり。地獄に居ながらも、主人公はやけに能天気だ。戦争で使い捨てされる兵隊たちの悲哀。著者のあとがきが全てを物語っている。
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- 感想投稿日 : 2018年6月29日
- 読了日 : 2018年6月29日
- 本棚登録日 : 2018年6月29日
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