キャロル (河出文庫 ハ 2-12)

  • 河出書房新社 (2015年12月8日発売)
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感想 : 87
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1回目の感想
 映画を観てから原作を読んだ。原作のキャロルは、脆さであったり危うさであったりがよく表現されていて、より人間らしく感じられた。テレーズが、キャロルをただ美しい理想の人間ではなく、現実の人間としてとらえはじめたところにテレーズの成長がある。
 この2人の織り成す関係性がとても美しい。人が求め合うとか惹かれあうといったことは、本来簡単なことではないはずでうまいこといくものでもないのだろうけれど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年2月18日
読了日 : 2016年2月16日
本棚登録日 : 2019年8月16日

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