歌のなかによく出てくる女性の台詞に魅了される。少しふざけているようで聡明で奔放な女性が、〝あなただけ〟に言うような。軽妙洒脱でおしゃれでポップな感じがとても好みだ。穂村弘の歌を読んで、まさに文学とは線条的な芸術なのだと改めて気がつく。上から下へよみ、意味をとる。イメージが次のことばによってどう変化するのか一字一字を辿って感情が動く。文字によって、それも三一文字によって生きたリアルな空間を感じさせてくれる。
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- 感想投稿日 : 2016年1月22日
- 読了日 : 2016年1月15日
- 本棚登録日 : 2019年8月16日
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