銀河鉄道の父 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2020年4月15日発売)
4.04
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本棚登録 : 351
感想 : 47
4

★4.7
賢治には、中学生の時に、今は亡き松本零士氏の萬画銀河鉄道999とヤマビコ13号が、賢治にインスパイアされれて出来たものかたりであることを知り、銀河鉄道の夜から、沼にハマったいまだに抜け出せずに居る。もう40年を超える。
ここ数年の様々な、作品や、賢治を扱うドキュメントなどで、彼の真の姿を徐々に浮き彫りにされるなか、賢治のカンパネルラは、誰なのか問題など、いろいろわかってきていささかショックを受けたこともなくはないのだが、そんな賢治の父目線のこのものかたり、天才の手綱をとる父の苦悩や、賢治の子供の頃のエピソードなど、胸も熱くなる様々な事柄に感動しつつ泣きました。
映画は観ていないですが、小説だけでも充分に楽しめるものかたりです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月14日
読了日 : 2023年10月10日
本棚登録日 : 2023年10月6日

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