【どんなことが起きても対応できる】
示唆に富んだ内容でした。
PDCAを否定し、標準化、ルール化を否定しているところがすばらしいです。
確かに、PDCAは計画したことが未来で起きると想定しています。標準化、ルール化も過去の状況に基づいて決定されます。
しかし、過去をどれほど研究しても過去にうまく行ったことしか見つけだせません。
未来を予測することは不可能です。
先人がうまくできたことの焼き直しで、うまく行く時代は終わりを告げています。
情報は一瞬にして世界全体へ伝わる時代です。世の中、全体が常に最先端な状態なのです。
つまり、これから先に起きることは全て未知との遭遇となります。
情報が瞬時に伝わらない時代であれば、ある場所で起きた情報が瞬時には世界全体に伝わらず、場所によってはまだ知らない状態が存在していました。
しかし、今はみんなが最新の情報を知っているのです。
さらに、同じことは二度と起きないと仮定すると、過去のデータに基づいて判断したことは間違っていることになります。
判断基準がないので、過去に起きたことに近い判断は正しい判断に思えるのですが、二度と起きないのであれば、100%間違った判断になります。
― 未来は何が起きるか予測不能 ー
未来は予測不能であるという心構えでいれば、何が起きても驚くことはなくなります。
しかし、予測不可能だから、ノーガードで殴られっぱなしでは意味がないと思います。
ストレートが来るのか、ボディブローか、膝蹴りか、ローキックなのか、それだけではなく、背後からか、はたまた頭上からなのか何が来ても驚かず対応できる構えは必要です。
ウイルス、戦争、巨大地震、隕石衝突、AI暴走、薬、魔の炭水化物、魔族襲来、エスパー登場、グール、クローン、メタバース、世界線の崩壊などこれぐらいなら予測範囲です。
しかし、実際は想像ができないことが起きるのです。想像もできないので書くこともできません。
- 感想投稿日 : 2022年5月7日
- 読了日 : 2022年5月7日
- 本棚登録日 : 2022年5月7日
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