日本人がクリエイティビティについて自信を持っていない、というのは何となくうなずける。国民の気質かな。逆に、大きな潜在能力があると世界から評価されているのだから、「自信」をつけて「行動」すれば、成果がきっと出せるはず、ということ。著者から「行動」する勇気をもらえた。
沢山のクリエイティブ・コンフィデンスについてのエピソードを読みすすめるうちに、クリエイティビティは特別なことではないのだ、ということを感じさせてくれる。
手短なことから出来るイノベーションの方法、手順がいろいろ紹介されているので、実践できるししたくなる。読みながら、自分ならどうやろうと想像が膨らみだして途中で何度も読み止まってしまった。
リーンスタートアップやアジャイルも同様で、じっくり計画を立てることよりも、動くもの、手に取れるものを早く作ってフィードバックを得る、それを元に改良を重ねる。というのが結局はより良い成果をあげられるのだ。そして何よりも日本人にとって重要だと思うのが、失敗を恐れないこと。失敗の恐怖を避ける、乗り越える考え方や方法も紹介されていて、とても参考になった。
誰でも持っているはずのクリエイティブな才能を、「天性」のものという言い訳で蓋をしてしまうなんて勿体無い。小さな一歩から「行動」を始めて、小さな成功を積み重ねていこう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
自己啓発
- 感想投稿日 : 2015年11月4日
- 読了日 : 2015年11月4日
- 本棚登録日 : 2015年11月2日
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