下巻に入ると、一気にテンポアップしました。
途中、「えっ、あり得ない」という展開があり、どのような結末になるのだろうと、頁をめくる指が止まりませんでした。
さらにあり得ない、オカルトチックな展開になったらどうしようと心配でしたが、ラストがそうでなかったのは良かったです。
先が気になりすぎで、急いで読んでしまい、思わず泣いてしまったということはありませんでしたが、あとに深い余韻が残る読後感です。
欠点は、あまりにも長すぎて、上巻で巧みにはっている(らしい)伏線を
忘れてしまうこと。
その意味では、再読すると、さらに深い感動が得られるのだろうと思います。
ただ、途中の“あり得ない”展開というのが、個人的には辛すぎて、現時点では再読に食指が動かないというのが正直なところで、☆4つです。
読み応えは十分、一度は読んで損はない作品であることは間違いありません。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年3月31日
- 読了日 : 2013年3月28日
- 本棚登録日 : 2013年3月28日
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