なりゆき斎王の入内 ~その正体、さらにも言わず~ (ビーズログ文庫)
- KADOKAWA/エンターブレイン (2014年8月11日発売)
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40歳前後だという縋子内親王が、とんでもなく豪快で愉快愉快。主人公の塔子の叔母に当たり、法皇の娘になるわけだが、塔子と酒を飲んで意気投合するというところが、おしとやかな宮廷物語ぽく無くていい。これから塔子の力強い味方になるだろう。話は、平暁(実は東宮)が出生の悩みを抱えていて、それが帝の退位問題に絡んでくるというもの。権力志向の左近衛大将のいやらしさ、強心臓ぶりもなかなか面白いが、塔子も負けてはいないで言い返すのがいいねえ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
王朝ファンタジー
- 感想投稿日 : 2022年1月18日
- 読了日 : 2022年1月18日
- 本棚登録日 : 2022年1月18日
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