後宮饗華伝 包丁愛づる花嫁の謎多き食譜 (コバルト文庫)

  • 集英社 (2016年3月1日発売)
3.73
  • (11)
  • (15)
  • (13)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 156
感想 : 14
3

料理人と駆け落ちしてしまった有力貴族のお嬢様の代わりに、料理屋の包丁人の鈴霞は、宮殿の皇太子の正妃として送り込まれる。たちまちお転婆で、料理一筋の本性を皇太子の前で暴露してしまい、毒殺されかけた経験から偏食になって仕舞った皇太子の心を捉えてしまう。陰謀渦巻く宮殿のようでいて、頻発する毒殺疑惑の真相は意外なことだった。それらのことを、鈴霞が庶民ということも乗り越えて、めでたしめでたし。出てくる宮廷料理の美味しそうなこと、無類だ。面白うございました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中華ファンタジー 小説
感想投稿日 : 2021年9月17日
読了日 : 2021年9月17日
本棚登録日 : 2021年9月17日

みんなの感想をみる

コメント 15件

りまのさんのコメント
2021/09/18

goya626さんの、現在の、「登録した本」と、「感想を書いた本」の数が、同数の「888」でございます。縁起の良い数字で、おめでとうございます。やったね!

goya626さんのコメント
2021/09/18

りまのさん
おお、ありがとうございます。気付いていただけましたか。そうなのです、末広がりの縁起のいい数字です。お若いのに、よく知っておられますね。

りまのさんのコメント
2021/09/19

goya626さん

ありがとうございます。
goyaさんも、いつも若々しくていらっしゃる、喜ばしいことです。

Macomi55さんのコメント
2021/09/19

goya626さん
 コバルト文庫ですね。懐かしいですね。
 ところで、この物語の舞台は韓国でしょうか?宮廷の料理人とか毒殺とか、ドラマ「チャングムの誓い」を思い出しました。

goya626さんのコメント
2021/09/19

りまのさん
心は若いつもりですが、肉体はどうだか。

goya626さんのコメント
2021/09/19

Macomi55さん
ああ、てっきり中華風と思っていましたが、宮廷料理と言えば韓国なのでしょうか。「チャングムの誓い」は見ていないので、分かりません。
小説の中では、皇后が皿の料理を全部平らげてしまうので、中国ではないかもしれませんね。中国では、料理を残すのが常識らしいので。ただ、ファンタジーなので、著者がどこまで意識しているか分かりません。最近、ちょっと中華風ファンタジーにはまりました。お気楽でいいです。

Macomi55さんのコメント
2021/09/19

goya626さん
 なるほど、そういえば中国では料理は残すのがマナーだと聞いたことがあります。
 チャングムの誓いは15年くらい前の韓流ドラマで、宮中の料理人の話だったのですが、韓国料理の話といい、宮中の勢力争いの話といい、チャングムの成長の話といい、めちゃくちゃ面白いドラマでした。

goya626さんのコメント
2021/09/20

Macomi55さん
韓流ドラマ、特に歴史ものは権力争いの様相が凄まじいですね。おちおち寝てもいられないという感じかな。1つの回ごとに陰謀があります。

Macomi55さんのコメント
2021/09/20

そうそう、血肉の争いも多いですよね。冬ソナ(私の中での韓流ドラマ、この辺で止まってる)なんかもそうだったと思います。

goya626さんのコメント
2021/09/21

Macomi55さん
「イサン」という韓国の歴史ドラマを、妻と一緒に見ていたんですが、1回ごとに主人公を貶めようという陰謀があって、なんと韓国と言うのは激しいなあと思っていました。妻の好きな声優が吹き替えをやっていて、妻のお付き合いで見ていました。まあ、面白かったですが、ハラハラのし通しでした。

Macomi55さんのコメント
2021/09/21

goya626さん
 「イサン」そういえば、私の親も見ていたとと思います。「録画しといて」とか言われてました。韓国今でも、大統領辞めたら死刑判決受けたり…大変ですね。
上橋菜穂子さんの「守り人」シリーズも、韓国か中国か或いは日本の古代のような大陸の国の王家の中での陰謀、暗殺がきっかけとなる物語です(一巻目しか読んでないですが)。ファンタジーといっても上橋菜穂子さんは文化人類学者なので、かなりリアリティがあって歴史小説みたいです。

goya626さんのコメント
2021/09/22

Macomi55さん
韓国は「恨」の国なので激しいです。
「守り人」シリーズは全巻読みました。上橋菜穂子さんは学者さんですが、文章が達者ですね。実写ドラマで綾瀬はるかが主人公をやっていましたが、イメージと違ってガックリでした。綾瀬はるかだと、ちょっとゆるいんですよ。

Macomi55さんのコメント
2021/09/22

うーん、誰がいいかな?

Macomi55さんのコメント
2021/09/22

上橋菜穂子さんの「鹿の王」も良かったですね。なんか、今のコロナ禍を予言していたようでもあります。

goya626さんのコメント
2021/09/23

Macomi55さん
綾瀬はるかは、女優としては好きなんですけどね。ちょっと、誰がいいか思いつきません。「鹿の王」はよかったですか。やっぱり民俗学的な話なのかな。

ツイートする