薬種問屋伊勢屋の手代の大五郎は、富山に出かけたきり行方不明になってしまった。残された息子の助松は、伊勢屋の小僧をしながら、父が残した日記の中にある万葉集の歌の秘密を探ろうとする。歌について教えてくれる伊勢屋の娘のしず子と占い師葛木多陽人との交流は面白いと言えば面白いのだが、万葉集の扱いの唐突さが何かねえ。いくら富山が大伴家持にゆかりの地で歌が盛んといってもなあ。事件も取ってつけた感がある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2021年8月17日
- 読了日 : 2021年8月17日
- 本棚登録日 : 2021年8月17日
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