前巻で、超能力を使った犯罪を摘発し裁判で有罪にしたメンバーで「特殊八係」が発足した。都知事選挙戦で、現職の知事の対抗馬だと目された二人の候補が次々と不審な交通事故で死亡する。背理犯罪のにおいを嗅ぎつけた特殊八係の尾島警部補たちは、街頭カメラに捉えられた怪しい男を発見し、背理犯罪との確証を強めていくが、物語は中途半端なところで突然終わる。次巻に期待というところなのか。でもねえ、結構分厚い一冊を読んできて、これはないよという感じだ。超能力者の犯罪を追うという面白い観点ながら、前巻より緊迫感がなく、なんとなくだれた感じがあって残念だ。進化の一端としての超能力者の増加という考えは面白いと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2022年4月16日
- 読了日 : 2022年4月16日
- 本棚登録日 : 2022年4月16日
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