八丈島から発足したばかりの警視庁女性犯罪捜査班に呼ばれた若い星野夢見刑事の目からの女性犯罪捜査班の活躍が描かれている。やはり中心となるのは、小柄で可愛いが捜査となると鋭い観点で独自の捜査をする原麻希なのだが、班長の蔵本織江や、もとマル暴の増岡亜矢子、麻希の元上司の妹尾浩輔、もと恋人の広田達也管理官、夫の原則夫、娘の菜月など個性豊かなメンバーが脇を固めていて飽きさせない。
陶芸家一家4人皆殺しの事件が起こり、捜査人たちは犯人像をめぐって右往左往するが、結局は原麻希が犯人を追い詰めていく。犯人との対決で最後の決め手となるのは動機で、そこを攻めて麻希は犯人を落とす。なかなか読みごたえがある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2021年3月12日
- 読了日 : 2021年3月12日
- 本棚登録日 : 2021年3月12日
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