誰が音楽をタダにした?──巨大産業をぶっ潰した男たち (ハヤカワ文庫 NF)

  • 早川書房 (2018年3月6日発売)
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本棚登録 : 645
感想 : 43
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mp3を開発した男、ネットに音楽を違法アップし続けた集団、違法アップにより売上が落ち対応を余儀なくされた音楽業界。3つの視点から音楽が無料になるまでの歴史が語られるノンフィクション本。最高に知的好奇心がくすぐられる面白い本だった。

初めてCDを圧縮せずにPCにコピーしたら700MB近くもあってビックリしたことを思い出した。それをmp3に変換すると100MB以下になるけど、音質は変わってるように感じない、じゃあ残りの600MBはどこに消えたのか。そんな昔の疑問も解決してスッキリ。何気なく使ってる技術にもドラマがあるんだなと。

あと客が聞きたくない曲も買わされる音楽アルバムは「強制的抱き合わせ販売のいい例だった」とか書かれてて笑った。久しく忘れていたけれど今思うと確かにその通りだなー。日本はCDレンタルがあったけど、アメリカだとCDはレンタルできなかったっぽい?だからアメリカじゃMDも流行らなかったのかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 一般
感想投稿日 : 2023年1月3日
読了日 : 2023年1月3日
本棚登録日 : 2023年1月3日

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