冬に子供が生まれる

著者 :
  • 小学館 (2024年1月30日発売)
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本棚登録 : 644
感想 : 48
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7月の雨の夜、丸田君の携帯にSMSが届いた。「今年の冬、彼女はおまえの子供を産む」。まったく身に覚えのない内容に彼は戸惑う。そこから始まるノンストップスリラーだ。
『月の満ち欠け』で第157回直木賞を受賞した佐藤さんの、実に7年振りとなる長篇小説である。もともとが寡作の人だし、直木賞作家という気負いもあまり感じられない本作はしかし、小説を読む愉しさに満ちている。あちこちに仕掛けられた伏線やミスリード、読者を煙に巻くような章題、そして謎に満ちた真相。
……でも、一般受けはしなさそうだなあ(^_^;)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年2月3日
読了日 : 2024年2月3日
本棚登録日 : 2024年2月3日

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