ノンフィクション作家である河合さんが、“母”をテーマに自らの経験も織り込みながら、様々な形の家族を描いた圧巻の書。
母=親なのは当たり前だが、その関係は一筋縄ではいかない(未婚の母、養子、同性愛者など)。当然、母=娘でもあるわけで、自分自身が親とうまくいかなかった場合はどうなのか。子供も千差万別で、なんらかの障碍をもっていたりグレてしまったり……。
それでも“母は死ねない”のだ。
本書を読むと、“異次元の少子化対策”なんて真剣に言っているのかと疑ってしまう。金を渡せば自動的に子供は殖えるのかい?
※本書は刊行前にNetGalleyにて読了したが、「この作品は削除されました」と表示されてしまう。
「この作品は現在ダウンロードしたりレビューを書いたりできません。出版社が作品の準備を完了していないか、作品自体が取り下げられたものと思われます。」とのことなので、レビューは保留していた。
2ヶ月後に刊行されたが、遅延の理由や、加筆・訂正があったかは不明だ。あくまでも読了時(1月25日)のレビューであることをお断りしておく。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年1月25日
- 読了日 : 2023年1月25日
- 本棚登録日 : 2023年1月25日
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