一八八八 切り裂きジャック (角川文庫 は 10-5)

  • KADOKAWA (2002年3月23日発売)
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本棚登録 : 216
感想 : 24
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人物リスト欲しいなあ…と読んでる最中ずっと思っていました。この人誰だったっけなあ…まあいっか…と←

切り裂きジャックといえば、DNA鑑定で犯人わかった!→間違いでした!な件がありましたよね〜(・ω・)一昨年だったかな
ミステリスキーとしては滾らざるを得ないテーマかとも思うのですが、それほど詳しく調べたことはありません←
題を取った作品は何冊か読んでたと思うんだけどな…。

いつになく短い本編感想いきます\(^o^)/

冒頭から、異国で勉学に励む青年の懊悩がつらつらと連なったり、見目麗しい光の君の小気味好い言動が続いたり、どうも私好みの展開ではなくってよ…と危惧しながらページをめくり続けること数章。

犯人当てではなく、霧に包まれた灰色の街やどこか歪な人々を堪能する作品なのね。と確信を持ってからは早かった。

なので、蛇足のように足された解決提示や、突然のBL展開にも動じませんでしたよ、ええ←

その展開は要るのか?必要なのか?この厚みはどうなんだ?と首をかしげつつも、なんだかんだエンタメ小説として楽しんだのでした。…でもな、推理小説ではなかったのよね…←


娼婦達を狙った連続猟奇殺人が、人々を恐怖に陥れていた、1888年、大英帝国。ドイツ留学に膿んでいた日本人留学生・柏木薫は、「エレファントマン」に会うため単身ロンドンへ渡るが、スコットランドヤードに捜査協力していた美貌の友人・鷹原惟光がきっかけで、「切り裂きジャック」の事件に関わっていくことになる。今なお人々の好奇心を掻き立てる「ジャック・ザ・リッパー」の正体とは。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ●推理小説(国内)
感想投稿日 : 2015年1月24日
読了日 : 2015年1月24日
本棚登録日 : 2015年1月24日

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