水 (百年文庫 69)

  • ポプラ社 (2015年1月2日発売)
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本棚登録 : 65
感想 : 12

私は「水」に生命のイメージを持っていたけれど、この巻は全体的に「死」の影が濃い。でも「生」の気配も持たせている。生死は分かち難いのかも。
暗い水というよりは、清らかな水。

伊藤整『生物祭』は死と生と性の描写が巧み。
横光利一『春は馬車に乗って』は、まずタイトルが妙。愛がありました。
福永武彦『廃市』はこの巻で一番気に行った。舞台がすごくいい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2014年1月14日
読了日 : 2014年1月14日
本棚登録日 : 2014年1月14日

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