私は「水」に生命のイメージを持っていたけれど、この巻は全体的に「死」の影が濃い。でも「生」の気配も持たせている。生死は分かち難いのかも。
暗い水というよりは、清らかな水。
伊藤整『生物祭』は死と生と性の描写が巧み。
横光利一『春は馬車に乗って』は、まずタイトルが妙。愛がありました。
福永武彦『廃市』はこの巻で一番気に行った。舞台がすごくいい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2014年1月14日
- 読了日 : 2014年1月14日
- 本棚登録日 : 2014年1月14日
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