映画『ネバーエンディングストーリー』に感動し、書店で原作のあかがね色の本を手にし、夢中で読み耽りファンタジーの世界に思う存分浸っていた中学生の頃。実に30年ぶりの再読です。マイ本は重くてフォントも昔のものなので、読み易い岩波文庫で。前半は映画でも描かれた、少年バスチアンがファンタージェンに向かうまでの物語。映画では端折られた部分を原作でおおいに楽しみました。
万を持しての再読でしたが、つまらないと感じる大人になっていたらどうしよう…と正直不安でした。けれども、読み始めてすぐにその不安は杞憂に終わりました。ぐいぐいと読める展開なのに、描写も素晴らしい。
ドイツ人気質の真面目で教訓めいたエンデの作品は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、これは純粋にファンタジー物語としても楽しめると思います。
『はてしない物語』が好きすぎて、他の有名どころのファンタジー物語…指輪物語やナルニア国etc.は読む気になれていないのが、唯一の残念なところかな?^^;
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年1月10日
- 読了日 : 2015年1月10日
- 本棚登録日 : 2015年1月7日
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