第146回直木賞受賞作。
九州のとある藩を舞台に、切腹を命じられ山奥の村に幽閉されている武士とその家族、そして彼らを監視するために派遣された若き武士の交流を描く。
藩の権力争いや、武士と農民の対立なども描かれていますが、期限が決めれていて、3年後に切腹しなければならない戸田秋谷(とだしゅうこく)とその家族の生き方が鮮烈に印象に残る作品。
家族を想い、懸命に生きる人々に涙しました。
対して己のためだけに生きる人間のなんと浅はかで醜いことか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本人作家
- 感想投稿日 : 2012年1月28日
- 読了日 : 2012年1月28日
- 本棚登録日 : 2012年1月28日
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