表紙を見ても分かるように、ペトラとサンドロが主役の巻。
この二人にサンドロの元師匠であるロッサーナを加えてストーリーが展開していく。
この巻でペトラがサンドロへの愛情を自覚。うーん、普通に女の子らしい。これが1期生と2期生の違いなのかなと。1期生は担当官を理由もなくただ愛するけれど、2期生はちゃんと理由があって愛している。こういうところにも義体の悲しさが現れていると思う。
そして、サンドロとロッサーナの過去。サンドロとロッサーナはやっぱり似ているなと感じた。どちらも孤独だし仕事に生きがいを感じている。ペトラがいなければ、サンドロも「機械」と呼ばれて孤高の存在だったのかもしれない。
それにしてもペトラがまっすぐでいい女だ。この二人の行く末を自分も見届けたい。ガンスリだからハッピーエンドにはならない気がして怖いけど。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
・相田裕
- 感想投稿日 : 2010年6月18日
- 読了日 : 2010年3月20日
- 本棚登録日 : 2010年3月20日
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