R15と言えどこのキャッチーな(?)俳優陣でそこまで濃厚なエロシーンもなかろう、と高を括り、無防備にも父親のいるリビングで見始めたのが間違いだった。
窪塚洋介とのSEXシーン、響き渡る沢尻の喘ぎ声、凍りつく私、父親は横でPCに向かっている、どうする?ボリュームを下げるか?だがそれも露骨すぎて返って気まずい、すまし顔で鑑賞しながらこのシーンが終わるのを待つ、早く終わってくれ!鏡張りで照明ガンガンの真っ白なメイクルームでの濃厚な情事が画的にナイスなのは分かった、から頼む…!…………!……………………!
……長えよ!!
この間、時間にしたらものの数分いや数秒だったかもしれない。
そのシーンが終わるか終わらないかの所で父親は何食わぬ顔で退室した。そして映画が終わるまで戻ってくる事は無かった。変な気を遣わせちゃったな… と思いながら私は再度件のシーンをチャプター再生し、今度は気兼ねなく「うっひょーwww窪塚くんウッヒョーwwww」とニヤニヤしながら鑑賞した。
誰もが一回は経験があるであろうアクシデントをまさにやらかしてしまったのがこの映画。
肝心の映画の感想としては
蜷川実花が撮ったなら、さもありなん。鮮やかで綺麗だなぁ、沢尻エリカ綺麗だなぁ、という感じ。
原作既読だけど、ストーリーも特に違和感なく観れた。
いろんな人が批評しているように、もっとアカデミックな考察をしながら観るべき映画だったんだろうけど、私の中ではサラ〜っと消費しただけの一本になってしまった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
邦画(DVD)
- 感想投稿日 : 2014年5月14日
- 読了日 : 2014年5月14日
- 本棚登録日 : 2014年5月14日
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