荒城に白百合ありて

著者 :
  • KADOKAWA (2019年11月21日発売)
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内容(「BOOK」データベースより)
薩摩藩士の岡元伊織は昌平坂学問所で学ぶ俊才であったが、攘夷に沸く学友のように新たな世への期待を抱ききれずにいた。そんな中、伊織は安政の大地震の際に、燃え盛る江戸の町をひとりさまよい歩く、美しい少女を見つけた。あやかしのような彼女は訊いた。「このくには、終わるの?」と。伊織は悟った。「彼女は自分と同じこの世に馴染めぬいきものである」と。それが、伊織の運命を揺るがす青垣鏡子という女との出会いであった。魂から惹かれあう二人だが、幕末という「世界の終わり」は着実に近づいていて―。激動の時代に出会いし二人の、悲劇の幕が、いま開く。

令和2年5月28日~6月1日

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2020年(令和2年)
感想投稿日 : 2020年6月1日
読了日 : 2020年6月1日
本棚登録日 : 2020年6月1日

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