死んだ金魚をトイレに流すな ―「いのちの体験」の共有 (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2009年2月17日発売)
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感想 : 14
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「いのちの教育」とは、一般にいのちは大切だと教えることではなく、第一に自分のいのちが大切だ、教えることである。実際には教えるというより、命それ自身や死について考える命の体験を共有すること、そして基本的自尊心を身につけることで子どもが学んでいくものである。

衝撃的なタイトルに思わず買ってしまった本でした。

「絶対的な愛と絶対的な禁止は対にならなければならない」という言葉や「『いのちより大切なものはない』という考えで支配することは不可能・・・(中略)・・・自分は生きていていいのだ、と信じられるようになること、それなら実現できる」という言葉は胸に響きました。

また、自分自身のいのちの体験を認識でき、自分が自分のいのちをどう思っているか考える機会をもらいました。

親になる前にもう一度読みたいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 新書
感想投稿日 : 2012年9月18日
読了日 : 2012年9月18日
本棚登録日 : 2012年9月18日

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