詩人ならではのならではの攻撃的な言語感覚、そして作家縛り抜きで勝負できるルックス故に色眼鏡で見られることが多く評価がはっきり分かれる川上未映子。
だから無理に勧めることはしないが少しでも彼女の感性に興味があるのなら入門として読んでみて損はないダイジェスト版。
詩的要素たっぷりの「いちご畑〜」から耽美派純文学テイストの「愛の夢〜」「お花畑〜」どれもまた違った味わいが出て良いのだが特に良いのは今後の作品の芯になっていくだろうと思われる哲学的な趣きの「十三月怪談」 …大切な人を想って涙腺破壊必至のせつなくも愛おしい佳作
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2015年4月29日
- 読了日 : 2015年4月29日
- 本棚登録日 : 2015年4月29日
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