デビューは「女による女のためのR18文学賞」の彩瀬さんだが作品がフェミニン一色なのかと言うとそうでなく主人公は少年少女からおじさんおばさんまで多岐多用、作風も恋愛モノからホラーまでと幅広い。
連作短編も多くワンパターンになりがちだが彩り豊かにそして力強い心の描写はどの作品の中にも流れておりそれがこの人の個性となっている。
今回もタイトルの通り儘にならない「体」と「心」の葛藤を主題に人々の日常を描くだがそれが何気なかったりあり得なかったりで手繋がりのキーワードとともに楽しめる。
そして誰もが一歩前に踏み出せるラストが素晴らしいではないか
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年6月12日
- 読了日 : 2017年6月12日
- 本棚登録日 : 2017年6月12日
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