読み終わった時、胸の中に温かさと二度と会えぬ家族への寂しさが広がる作品でした。(系統は違いますが、小川洋子さんが好きな方は好みかもしれません。)
物語の最初では「自分は家族の中では透明人間だ」と感じているイザベルも、いつの間にかしっかり意見を主張するようになっていましたね。対して父親は、おじいちゃんが亡くなるまで変化しない。子供の柔軟さと、大人の頑なさが上手く書かれているなと感じました。
ジョナタンは10代なのに、イザベルの父親より人格者なのでは…(笑)
良い本に出会えました。家族を大事にしないとなぁ…その人が生きているうちに、ですね。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年4月10日
- 読了日 : 2018年4月10日
- 本棚登録日 : 2018年4月10日
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