平原の町 (ハヤカワepi文庫)

  • 早川書房 (2010年1月30日発売)
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本棚登録 : 189
感想 : 11
5

国境3部作完結。
ようやく読み終えたー。

馬の主人公ジョングレイディと越境のビルが同じ牧場で働いている設定、というのにまずしびれる。
ビルにとってジョングレイディは、弟のボイドと重なるところがあって、とても大切にしている。
ほかの大人たちもジョングレイディを見守っているけれど、そんな時間は長くは続かない。

1952年、街が大きくなって、馬と牛と共に生きてきたカウボーイが次第に行き場を失っていく時代が舞台。野生動物が追い詰められていく姿を見るようだ。

ビルが人生を穏やかに閉じられそうでよかった←それは本当にはまだ分からないけれど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 海外文芸
感想投稿日 : 2023年6月5日
読了日 : 2023年6月5日
本棚登録日 : 2023年2月6日

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