意識・潜象・量子 宇宙のしくみを使えば、すべてがうまくいくようになっている 奇跡を起こす超技術アートテンのパワー

著者 :
  • 徳間書店 (2015年10月9日発売)
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感想 : 5
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この本の「般若心経を量子論で読み解く」を読んでいると
ついつい危うく一神教の世界観にハマリそうになります
それくらいの強い現象体感を受けました

それにしてもオモシロイのは
素粒子の理論と結びつけるまでは誰でも思いつきますが
梵字や漢字と素数や虚数を織り交ぜて
般若心経の266文字を14文字✕19行のマスにはめ込み
そこで空の7文字と無の21と不の9文字を様々につなぎ
浮き出してくる絵を読み込むと隠された呪文を見ることができるという

地獄の存在はともかくとして神頼みによって
大地や肉体の毒気を抜き癒やしてくれることを信じて
たのしく自主的に利他の意識へ向かうことに思いを入れ
実践できるのですから結果的に
利他と実利を兼ね備えた状態を作れるわけなのでしょう

見ようによっては
相対の片側に偏る盲信だとも言えそうだけれども
波動の流れの中で行きつ戻りつする推進力だと見れば
数値的にも実証できているわけですし
親鸞が導いた一種の暗示のようなものかもしれません
プロセスの一つとして現状の理不尽さから脱皮するためにも
有効な手段なのかもしれません

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年12月21日
読了日 : 2016年12月21日
本棚登録日 : 2016年12月21日

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