プーシキンとほぼ同時代を生きたグリボエードフの作品。その時代性はそこかしこににじみでている気がする。
女一人に対して男が三人いるので結構複雑なんだけど、それぞれのキャラクターがたっていて、最終的にはちゃんと知恵あるゆえに悲しむチャツキイに共感してしまう。
個人的にはチャツキイが狂人扱いされていくところの会話が、スピーディですごくいい。
ただやっぱり訳が少し古い(1954年)せいか特にリーザのセリフに統一感がないのが少し気にはなった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(ロシア)
- 感想投稿日 : 2012年1月28日
- 読了日 : 2012年1月28日
- 本棚登録日 : 2012年1月28日
みんなの感想をみる