生まれてこないほうが良かったのか? ――生命の哲学へ! (筑摩選書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2020年10月15日発売)
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読みながら頭に流れるのは「砂の果実」。調べたら太宰の「生まれて、すみません」からヒントを得た歌詞だった。anti-natalismはっきりと「反出生主義」という訳が与えられたのはいつなのだろう。昔から哲学で論じられ宗教でも語られた思想が、明確な日本語となって一大ブームとなっている。思想として捉えるべきものであり、考えなしに踏み込むには毒薬である。だから産むなは短絡的が過ぎる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年3月13日
読了日 : 2021年3月13日
本棚登録日 : 2021年3月3日

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