英国王のスピーチ スタンダード・エディション [DVD]

監督 : トム・フーパー 
出演 : コリン・ファース  ジェフリー・ラッシュ  ヘレナ・ボナム=カーター  ガイ・ピアース  ティモシー・スポール 
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感想 : 394
5

ビデオですが、観た映画がとても、とても
素晴らしい作品で感涙。

1934年の第2次世界大戦への突入間近の、イギリ スを舞台に、幼少期から吃音に悩まされるアルバート王子(ジョージ6世)が妻とともに、平民であるオーストラリア出身の言語療法士の元を訪れ、克服するまでを描いた作品。

気づかされる事が多い映画で、
その一部を記録しておきたいと思います。


対等でいること、信頼関係を築くこと

平民の言語療法士と王子の身分格差
言語療法士は、対等であることを望みます。

友人のごとく接する言語療法師のローグ。 
王子は最初は戸惑い拒絶しますが、次第に心を開き、徐々に自己変容していきます。


権威や役職は、その人の行動の指針である、役目、役割でしかありません。

人は人間として対等で深いまなざしを向けた時、初めて、相手は心を開き、自分の弱さに向き合い、変容を遂げるのではないのかなぁと強く感じさせられました。

職場の上司部下も同じです。

そして、物語は進みます。
言語療法士のローグは失敗します。

王子に、あなたは今よりも立派な国王になれる!なるべきだ!と言うのです。

王子は、私は父や兄のような立派な王になれない!と怒り、治りかけた吃音は悪化します。

ここでも、学びがありました

相手によくなって欲しいという気持ちが、強くなればなるほど、相手が望まない、思い込みの期待をかけてしまう傾向があることを。

まるで、子育てや上司部下の関係者を見ているようです。

なんだか色々書きましたが、
人間の内面を深く描いた良作だったと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2017年4月26日
読了日 : 2016年11月22日
本棚登録日 : 2017年4月26日

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