世界時計と針の夢 下 (C・NovelsFantasia も 1-5)

著者 :
  • 中央公論新社 (2010年3月1日発売)
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本棚登録 : 59
感想 : 11
5

上巻で盛り上がった物語がストン、と綺麗に胸の中に落ちてくるような感覚になりました。
ルーカス、シリル、アンスル、それぞれの成長と苦悩がよく判り、特にアンスルの成長は見ていて非常に気持ちいい。逆にシリルの苦悩もよく判り、読んでいるこちらも切ない気持になりました。

特に途中の最後(我ながら妙な日本語です)の展開は、予想できていたものとはいえ切なさ爆発。だからこそ最後の最後の展開がとても幸せだなあと胸がホッコリしました。最後の一行、最高です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年5月26日
読了日 : 2010年5月26日
本棚登録日 : 2010年5月26日

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