ゼロ時間へ (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 早川書房 (2004年5月14日発売)
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本棚登録 : 1279
感想 : 122
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アガサクリスティーの作品にはまり、続けざまに読んでいます。

本作品にはポアロは出てきませんが、よく相棒となるバトル警視が主人公となり物語を進めていきます。序盤はさまざまな登場人物が出てきて関係性がよくわからなかったのですが、次第に不穏な空気になっていき、事件が起こってから収束まではスピード感がありました。

ある程度ポアロシリーズを読んだ後の方がいいかもしれません。初めてのひとは前振りの長さにうんざりしてしまうかも。

トリックにはちょっと無理があるようにも思いましたが、登場人物たちの人間模様と相まってなかなか味わい深く読み終わりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2017年12月10日
読了日 : 2017年12月10日
本棚登録日 : 2017年12月10日

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