どこの家にも怖いものはいる (中公文庫 み 50-1)

著者 :
  • 中央公論新社 (2017年6月22日発売)
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本棚登録 : 822
感想 : 69
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時代、場所、現象もバラバラなのに奇妙に共通するものがある幽霊屋敷怪談が5篇あり、作者がその繋がりをラストに紐解く、という凝った趣向のホラーミステリー。

ミステリー部分は無くても満足なほど、怪談が怖い!夏にぴったり。
一人暮らし時代だったら途中で読むのやめたかも。
母親の日記調で不気味に綴られる「一つ目の話 向こうから来る」と、初登場「割れ女」がめちゃくちゃ恐ろしい「二つ目の話 異次元屋敷」が特に怖かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月29日
読了日 : 2022年7月29日
本棚登録日 : 2022年7月29日

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