トリニティ・ブラッドReborn on the Mars 3 (角川スニーカー文庫 84-5)

著者 :
  • KADOKAWA (2002年6月29日発売)
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感想 : 27
5

ドキッ☆吸血鬼だらけのツァラ・メトセルート潜入!〜ラドゥはまだ死んでなかったんだよ編〜
です。副題は『アウグスタはアウグストゥス=尊厳者の女性形ですからー!』で。
この巻で超キーパーソンみたいな感じに書かれているアウグスタ・ヴラディカは残念ながら私あまりヒットしなかったのですが(残念!)、アスタローシェ・アスランが大好きなので出てきてくれてよかったー! 『戯言シリーズ』の哀川さんばりの存在感とド派手さを秘めた方です。
そして女帝暗殺を企てたスレイマン!(スレイマン1世だー!!)動機を語るところはもう全身ガタガタきました。どこまで震えさせたら気がすむんだと。人の信仰だとか、その対象への絶対的信頼への根拠とか、そんなところをもろに突いてくるような独白で、読んでると瞳孔が開いてくんじゃないかと。(笑)
極めつけはラドゥですねーこの子どうしてこんなに浮かばれないの……! 或る意味アベルよりも不幸な星の下に生まれてしまった子だと思います。ディートに思うように弄ばれて動かされて、「それでも心はまだ生きている」っていうところが……! あああああー。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: ファンタジー
感想投稿日 : 2009年1月24日
本棚登録日 : 2009年1月24日

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