死者の代弁者〔新訳版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)

  • 早川書房 (2015年4月15日発売)
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本棚登録 : 65
感想 : 6
3

相変わらず読みやすく、面白い。
イバノバの頑なさが痛々しい。癒し切れなかった痛みが明晰な理性を恐慌に落とし込んでしまう。
そしてエンダーは、自己の再定義した世界で贖罪を続けている。誰も彼にそこまでの犠牲を強いることはできないのに、彼自身の誠実さと罪悪感が、彼を代弁者たらしめる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2019年5月25日
読了日 : 2019年5月25日
本棚登録日 : 2018年9月23日

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