勉強になった。諸宗教の解説本ではなくそれぞれの宗派の人たちとの対談がメイン。
こうして見るだけでもほんと人によって意見が全く異なる。たとえば『キリスト教』というと単なる信仰として捉えがちだけど、その中にはもちろん非常に熱心な信者もいれば、付き合い程度のライトな層もいるし、中には狂信的にとらえている人もいる。そして宗教というと祈りや信仰だけでなく生活習慣や文化にまで深く根ざしているものがほとんどだ。イスラムとかユダヤは特にそれが顕著。だから単に考えか方の違いというだけでなく、それぞれの生き方に関わってしまっているのがさらに問題をややこしくしている。そこに歴史や解釈の違い、果ては政治まで絡んできてしまうともう何が何やら.....
本当に日本人は『宗教』に対する知識が薄い。まあ学校の授業で学ぶこともないし、日本で生きていく上では知らなくても特に問題がないことだから無理もない。それどころか新興宗教や詐欺など、悪いイメージさえあるような気がする。でも実際は世界のほとんどの国々で信仰があり、外国の文化を知る上で切っても切り離せない要素だと思う。
まだまだ先は長いがじっくり学んでいこう
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- 感想投稿日 : 2016年2月27日
- 読了日 : 2016年2月27日
- 本棚登録日 : 2016年2月25日
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